写真と今
幼い頃の写真を見付けて少し眺めていた。笑顔という笑顔、表情の全てが可愛い。不安そうな表情にはどんな気持ちになっているの?と思わず話しかけそうになる。この臨場感。
そして、あれから随分と年月が経った今。姿形はすっかり変わってしまい、性格がいつの間にかしっかり出来て、良くも悪くも個を光らせている。
自分の中であの日々がいかに大きいか。未だに心の片鱗はそこにいるような気がする。もう戻っては来ないとなだめるように自分に言い聞かせる。何度でもやり直したい、それほどの幸せ。しかしそれは「私にとっての幸せ」にすぎないのだ。最近それに気づいた。子は巣立つ。幸せは祈るもの。
やはり花粉症は頭がぼんやりするなあ。目も酷い。閉じよう。