好きに解釈 君に夢中
知れば知るほど遠退く
真実を追いかける最中に
私が私を欺く
よく知らないうちは、対象が自分の思い込みや理想等で成り立つ。が、客観的に対象を知ると、自分の描く像とはかけ離れていると分かる。そこに互いの距離が認識される。
より対象に迫り、より真実に近付こうとすると、深みにはまるばかり。どんどんわからなくなる。逃げだしたくもなるけど、理解しようと手をのばす。
そうこうしているうち、自分は対象への心を見失い、対象の深層や真実を掴むことそのものにとらわれていく。そんな自分は不幸なようで幸福。
とまあそんな感じ。
昔観た「アデルの恋の物語」をふと思い出しました。滅びの日には、良い具合に力尽きていたい。