空の巣症候群とは言わせない

4○歳、語学学習再開プログラム。時々お酒。たまにパン作り。心の赴くままに。

好きに解釈 君に夢中

知れば知るほど遠退く

真実を追いかける最中に

私が私を欺く

 

よく知らないうちは、対象が自分の思い込みや理想等で成り立つ。が、客観的に対象を知ると、自分の描く像とはかけ離れていると分かる。そこに互いの距離が認識される。

より対象に迫り、より真実に近付こうとすると、深みにはまるばかり。どんどんわからなくなる。逃げだしたくもなるけど、理解しようと手をのばす。

そうこうしているうち、自分は対象への心を見失い、対象の深層や真実を掴むことそのものにとらわれていく。そんな自分は不幸なようで幸福。

 

とまあそんな感じ。

昔観た「アデルの恋の物語」をふと思い出しました。滅びの日には、良い具合に力尽きていたい。