空の巣症候群とは言わせない

4○歳、語学学習再開プログラム。時々お酒。たまにパン作り。心の赴くままに。

百合と桔梗

信じられない事が起きた。一夜明けても尚信じられない。夢を見ているかのような唐突の事件。どうやって国民は受け止めたらいいのか。理性が全く機能しないが如く私は混乱している。この事実を受け入れるということをどうしてもしたくないのだ。

献花台が設けられていると知り、なにやら突き動かされるように現地に向かった。馴染みの花屋で百合と桔梗を買い、ただひたすら向かった。

駅に着くとニュースで見た通りの光景が待ちうけていた。なんとも言えない思いが込み上げる。底知れぬ怒りと落胆。なんということを…

献花の列の最後尾にたどり着くのに結構な距離を歩いた。次々訪れる人々。私の前に二十歳前後の男子が三人並んでいた。それぞれ白い菊を手にしていた。彼等のような若者がわりと目についた。セーラー服を来た二人組、お父さんに連れられた幼児や小学生。

あのお方、安倍元首相は、こうした日本の若い人々に「生き甲斐のある国を残したい」という一心でこの国を守ろうと懸命に働いてくれたのではなかろうか。と、ふと感じた。立場違えど私も日本国民として同じ思いを持っている。

喪失感にうちひしがれてばかりいてはならない。明日は選挙。最後まで諦めてはならないのだ。