差を埋める
「人間て凄いよな。いつ死ぬか分からないのにこんなに必死に仕事したりいろんなこと頑張って」
「あら、いつ死ぬか分からないからその日その日を一生懸命生きてるんじゃないの」
「明日死ぬかもしれないなんて思って生きてるか?普通。お前、そんな風に生きてるの?」
「少なくとも意識してる、死は」
そんなやり取りをすると相手は怒った。俺の意見に否定ばかりするなと。私からしたら単なる考えの相違。そう。ことごとく違うのだ、この人間と私という人間は。とかくこの人間は共感を欲する。結論、子供なんだと思う。けどあとから思う。「そうね(あなたは今そう思ったのね)」と言うことだって私は出来たと。差異を上手く埋める工夫を私が怠ったのだ。
和倉 梨『月曜の朝』より
このところリスニングの勉強もし始めた。こちらが認識してる発音と全く違うネイティブのそれは。all of the が「オーッソ」とか。耳を慣らして認識を変えないとな!その差をしっかり埋めていく取り組みをしよう。