冷蔵庫
先日から冷蔵庫の様子がいよいよおかしくなってきた。単純に、冷えていない。もう20年以上使ってるから修理という話にはならない。寿命かな。省エネ面でも買い換え時だろう。
家電の進歩は目まぐるしく、量販店をのぞくと便利な機能や優れたデザインがズラリ。選ぶ決め手に困ってしまう。が、生活と照らし合わせてみた時に果たして必要な機能かどうか。個人的には実を取る方なので、結局はよりシンプルなものに落ち着く。そのシンプルがなかなか無かったりする。
近くの量販店に冷蔵庫を見に行った。
数多ある中から、先ずは消去法で的を絞る。あとは体感的な使い勝手とデザインで検討。悩んだ末、決めたのは日立の一品。お鍋がすっぽり入るスペースがある、という単純なアピールポイントに主婦心が弾んだ。
物には思い入れというものがある。劣化しようと上等な機能が何一つ無かろうと、其れでないといけないという唯一無二感を持つ物が。 長年使ったこの古い壊れかけの冷蔵庫は、祖母が買ってくれたものだ。商店街の家電店に一緒に見に行った。小柄な身体でこっちが恥ずかしくなるぐらい、これでもかと店員に値切っていた。そのパワフルな祖母は10年程前に他界した。母親代わりの様な存在だった。買ってくれた冷蔵庫もまたパワフルだった。長期に渡り家族に貢献してくれてありがとう。あと少し、がんばって。